『資本論』以後150年の現代と私

「資本論」でマルクスは何を明らかにしているかをつかみ、現代にどのように生かすべきかを考えます。

東大卒業生があいつぎ過労自殺 なぜ?

 

大学に入学したみんなへ。在学生のみんなへ。

 

東大卒業生があいついで過労自殺している。不安になっているみんなへ。

 

想像力を働かせよう。現実を何とか変えたいと思い、なぜそれが起きているのかを、想像することが、とても大切だ。

 

東大卒業生の労働者があいついで過労自殺

 電機大手、東芝デジタルソリューションズのSE(システムエンジニア)の安部さんが2019年に過労自殺

 広告大手 電通 社員 高橋まつりさんが2019年に長時間労働パワハラで自殺

なんでこんなひどいことがくりかえされるのだろう。

本当にいたましい。20~30歳のこれから自分の夢ややりたいことをめざそうという若者なのに。こういうことが繰り返し起こっている。こんなことをなんとかしてストップしなければいけない、と思うんだ。

私は、設備管理の仕事をやっている。安倍さんや高橋さんとは職種が異なる。けれども、二人の気持ちを想像してこうではないかと理解することはできる。わたしも仕事をなげだしたくなる時があるから。会社からの指示でいつまでにやれ、やれないと、発注元に契約違反となる。待ったなしだからね。というようにいつも会社から命じられている。投げ出した方が、楽だよなぁ、という気持ちにフッとなるときがある。やばい。と我に返るけど。

 東大を出ても、というか、東大をでているから、システム開発の責任者になるような位置にあったと思う。

 なぜ、企業は労働者を追い詰めるのか?容赦がないのか?労働者は拒否できないのか?恐ろしいことに、このようにして業務を非人間的に強いるのが、資本主義なのだ。資本主義の生産とは利潤追求を目的にしている。働き手は資本の担い手であり、モノと化しているのである。こういうことを「資本論」でマルクスは怒りをこめて明らかにしている。このことの原因、根拠はなにか、と想像しよう。そして、この現実を変えよう。

変えることができると私はおもう。「資本論」でマルクスはそういうことを明らかにしている、と思うから。

資本論」を一緒に読みましょう。